米寿の母
父の3回忌を無事終えたあと、
今年めでたく米寿を迎えた母のお祝いをしました。
お祝いと言ってもたいそうなものではなく
ただ、家族が揃って顔を合わせて、母を囲んでのお食事会です。
大変な被害を受けた伊豆大島の話や
ジュビロ磐田は果たしてどうなっちゃうのか?!残留は無理?!
やら、話はいろいろで盛り上がりました。
そして、つい最近世界文化遺産登録された富士山の話に。
そこで母の一言
「私、富士山の頂上まで登ったことがあるよ」
なに~~~
うっそだぁ~~~
いつの話?初耳!
娘の頃だって? ばーば、元祖 山ガール?
いやいや、富士山と思ってても案外違う山なんじゃないの?
その頃は富士山って 低かったんじゃねーの?
なんて、みんなでチャチャ入れまくり(笑)
信じようとしないみんなに母、むきになって
「証拠がある!」
と言って古~いアルバムを取り出してきました。
そしてびっくり
ほんとだ!
剣ヶ峰をバックに浅間大社の鳥居の前での記念写真、
うら若き70余年前の母がしっかり写っていました。
女学校の卒業旅行みたいなものらしい。
それにしても当時は5合目まで車で行くとかは無かったんじゃないかしら。
下からずっと登って行ったのだそう。
すごいなあ・・昔の人の体力って。
それも今みたいなしっかりした登山グッズも無く食糧だって・・
ばーば、改めて見直しちゃいましたよ。
そしてサプライズの孫からのプレゼントに
感涙する母。
何だかいつもよりもっと小さくなった母を見ました。
初耳だと思っていた富士登山の話も、写真を見るうちに
そういえば前にも聞いて見たことがあったっけ、と思い出しました。
若い頃には、親のことより興味のあることがいっぱいあって
親のことはいつでも聞けるから、などと
右から左へと流していたような気がします。
ちょっぴり反省。
もういつまでも聞ける年齢ではなくなってきているのですよね。お互いに。
これからはできる限り親の話すことに耳を傾けて、
しっかり覚えておかなきゃと思いました。
ばーば、長生きしてね
by Izu
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